東京・十条で大衆演劇を観るなら篠原演芸場|料金・アクセス・芝居茶屋

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「下町の雰囲気の中で、ゆっくり大衆演劇を楽しみたい」という方にぴったりの劇場が、東京・十条の篠原演芸場です。この記事では、劇場への行き方からチケットの取り方、リニューアルした芝居茶屋の様子まで、初めてのご来場に必要なことをまるごとご案内します。

東京・十条で大衆演劇を観るなら?

東京都北区の「篠原演芸場」は大衆演劇の常打ち小屋。ほぼ一年中、観たい日に観ることができます。

名物おにぎりが味わえる飲食コーナー「芝居茶屋」も充実しています。

1. 公演情報

行きたい日が決まっている方は、篠原演芸場の公演情報をチェック。全国の人気劇団が、月替わりで公演しています。今月はどんな劇団が公演中?休演日はいつ?行きたい日には何の演目を予定している?などがわかります。

篠原演芸場の公演情報を見る

※日程が少し先だと、演目は未定のこともあります。

2. 篠原演芸場基本情報

料金大人2100円
小人1100円(4歳~小学生)
※特別公演時は変更の可能性があります
座席予約料300円
1階自由席料200円
公演時間【昼の部】
開場11:00 公演12:00-15:00
【夜の部】
開場16:45 公演17:30-20:30
約3時間の公演の中に、当日の構成によって1回あるいは2回の休憩時間があります。
住所東京都北区中十条2丁目17−6
問い合わせ先03-3908-1874
(受付時間12:30~19:00)

3. 座席予約

当日ふらっと行っても入場可能です。せっかくなら前のほうで観たい方や、友達や家族と複数人で観たい方には、座席予約をおすすめします。電話予約と、WEB予約の2つの方法があります。

電話予約

03-3908-1874(受付時間12:30~19:00)
※ 休館日に予約する場合は080-2017-8687(受付時間11:00~19:00)

電話する前に、篠原演芸場の座席表をスマホで開いておくと、通話しながら自分の席を確認できるのでスムーズです。花道の上手はすべて椅子席、花道の下手の桟敷席は座椅子席です(一番後ろのみ椅子席)。

座席表を見る

日にち、昼の部または夜の部、人数を伝えると、電話口のスタッフが空いている席の中で観やすい席を提案します。そこでOKと伝えるとスタッフが席予約表にお客様の名前を書き込み、予約完了です。入場料+座席予約料を、当日、劇場で支払います。

WEB予約

「LINE」と連携した電子チケットシステム、「チケットfor LINE Hybrid」でチケットを購入可能です。WEB予約の場合は、入場料+座席予約料が電子チケット代に含まれています。次のページの「公演カレンダー」から行きたい公演日を選択すると、席選択画面が開きます。

公演カレンダーを見る

4. 最寄り駅からのアクセス

JR十条駅から徒歩3分、またはJR東十条駅から徒歩3分。劇場は「演芸場通り」と呼ばれる商店街の中にあります。老舗の飲食店やエスニック料理店が並ぶ細い道を、地元の買い物客の自転車がチリリンと通り、下町情緒が漂います。

5. 入場時

劇場に着くと、劇場外に券売機があり、そばに担当スタッフがいます。「大人〇名です。電話で座席予約をしました」などと伝えて、入場券と予約券を購入します。予約なしの場合は入場券と、1階席に座る場合は1階自由席券を購入します。中へ入り、もう一度、もぎりのスタッフに入場券を見せます。

※LINEチケットを購入した方は、券売機での購入は必要ありません。

6. 座席

番号の紙が貼ってある席は事前予約済みの席。紙が貼られていないのが自由席です。前方席は舞台と距離が近い、後方席は全体を見渡せる、花道の真横の席は役者が花道を駆け抜けるときの迫力を感じられるなど、それぞれメリットがあります。また、2階席は花道が見切れますが、役者の全身をおさめた舞台写真を撮りやすいので、あえて2階を選ぶ人もいます。

7. 舞台道具

劇場の真横に、篠原演劇企画の事務所と倉庫があり、倉庫では棟梁(舞台裏方のリーダー)が舞台道具を製作しています。倉庫から劇場の舞台裏に、直接道具を運べるので、時折、新しい道具を運び込んでいる場面に遭遇することも。

8. 幕間は芝居茶屋

2025年春の劇場リニューアルで、さらに充実した飲食コーナー。フードは名物のおにぎり、ラーメン、焼きそば、うどん、デザートなど。ドリンク類は生ビール、バナナジュース、レモンスカッシュ、コーヒーなど。幕間の食事にもお茶にも最適です。入口の券売機で券を購入し、カウンターのスタッフに渡すシステムです。壁に面した一人用の席と、友人と一緒に座れるテーブル席があります。

※芝居茶屋は、10:30~20:00まで通し営業をしています。

9. おにぎりを召し上がれ

篠原演芸場と言えば、おにぎり!大衆演劇界屈指の劇場グルメなので、「芝居茶屋」で、ぜひお召し上がりください。お米にも具材にもこだわった、大きめの握りたておにぎりが1個180円(2026年現在)。種類は、鮭・たらこ・高菜・梅・昆布・からあげ・釜めしです。

10. お手洗い

女性トイレの個室は7個。手洗い場の鏡とは別に、身だしなみを整える鏡もあります。

11. 劇場の歴史

篠原演芸場は、1951年(昭和26年)、篠原演劇企画の先々代社長・篠原浅五郎氏によって創立されました。氏は、その父の代から、埼玉県を地盤に大衆演劇興行を手掛けていました。その経験と情熱をもとに、1960~70年代に大衆演劇の人気に陰りが見え、やがて他の劇場が姿を消しても、都内唯一の劇場として経営を続けました。80年代前半にはドラマの影響などもあり、大衆演劇ブームが到来。1977年に開場した浅草木馬館(台東区)と、篠原演芸場は、大衆演劇をエンタメ文化として社会に周知する役割を果たしました。近年は、十代の大衆演劇役者を主人公に、友情と青春を描いた映画『瞼の転校生』(2023)の撮影場所にもなりました。

2025年4月に改修工事をおこない、リニューアルオープンしました。以前は畳に座椅子の席でしたが、桟敷席を除く全席が椅子席になりました。

※「11.劇場の歴史」項目の参考文献
橋本正樹『旅姿 男の花道』白水社(1983年)

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この記事を書いた人

川野 お萩

著者

川野 お萩

ライター。大衆演劇の役者・裏方・劇場主など、様々な立場の人を取材。大衆演劇専門誌「かんげき」記者。日本文化大衆演劇協会 脚本研究者。また、新作芝居の脚本を執筆。

篠原 正浩

監修者

篠原 正浩

有限会社篠原演劇企画 代表取締役社長。
1999年に入社し、2021年に3代目として代表取締役に就任するまで浅草木馬館及び篠原演芸場の支配人として劇場運営に従事。
現在は2022年に設立した一般社団法人日本文化大衆演劇協会の代表理事として、大衆演劇による文化継承、地域振興及び海外発信にも取り組む。

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