大衆演劇の服装・持ち物|何を着ていく?失敗しない準備

観劇に備える

「何を着ていけばいいの?」「持ち物は?」——初めての観劇だと、服装や準備が気になりますよね。この記事では、適した服装から避けたい格好、あると便利な持ち物まで、失敗しないポイントをまとめました。

大衆演劇は何を着ていく?

普段着でOK。ドレスアップも特別な準備も要りません。
周りのお客様の視界を妨げない配慮だけ意識すれば大丈夫です。

服装・髪型・靴

服装

ドレスアップする必要はなく、気軽な服装で大丈夫です。かつ、舞台を涼しくするためクーラーの温度設定が低めのことがあるので、上着や羽織ものなど温度調節できる服装がベストです。Tシャツにジーンズの人、お洒落なワンピースの人、仕事帰りのスーツの人、着物の人、さまざまな服装のお客様がいます。ただ、前のめりになると後ろのお客様の妨げになるので、背中を背もたれにつけられる服装が良いです。また、桟敷席や畳席の場合は、膝を抱えて座ることがあるので、パンツスタイル・ロングスカートがおすすめです。

髪型

高めのポニーテールやお団子は、後ろのお客様の視界を遮ってしまうので、低めの位置にする心遣いを。また、ヘアアクセサリーも頭頂部より高くならないよう、お気を付けください。

椅子席の場合は靴を脱ぐことはないので、お好きな靴でお越しください。畳席の劇場や、桟敷席・たまり席を利用する場合は靴を脱ぐので、靴下着用の上、スムーズに脱ぎ履きできる靴を選びましょう。浅草木馬館(台東区)は全席椅子席です。篠原演芸場(北区)には桟敷席があり、また2階席も靴を脱いで階段を上がります。

避けたほうが良い格好は?

  • 観劇中の帽子:着席したら帽子は取りましょう。ニット帽のようにぴったりしたものであっても、意外と後ろのお客様の視界を遮ってしまいます。

  • 厚みのある着物帯:前傾姿勢になってしまいます。着物のときは、ペタンと背もたれにもたれられる帯の形で。

  • 大きなヘアアクセサリー:頭頂部より上にはみ出す部分があるものは避けましょう。

  • 強い香水:大衆演劇の劇場はコンパクトな空間が多いので、強い香りは周囲のお客様に届きます。

桟敷席・畳席・たまり席の場合

  • 裸足:足裏の脂が畳に付いてしまうので、靴下かフットカバーを履く心遣いをお願いします。

  • 脱ぎ履きに時間のかかる靴:下駄箱の前は混むので、スムーズに履けないと後ろの人を待たせてしまいます。

持ちもの

おすすめの持ちもの一覧

オールシーズン

上着温度調節に上着・羽織り物があると便利。
千円札など細かい現金支払い方法が現金のみの劇場も。キャッシュレスの劇場でも、売店の軽食購入や、劇団員が手売りする前売り券などを買うとき、細かい現金があると良いです。
カメラ舞踊ショーの写真撮影OKの劇団が多いです。もちろんスマホカメラも利用可。
※撮影ルールは劇団によります。開演中にアナウンスされることが多いです。
ウェットティッシュ客席で飲食OKなので、食べる前に手を一拭き。
エコバッグ特別公演では、ときどき入場者プレゼントが配られることがあります。また、劇団グッズを買ったときも、エコバッグがあると持ち帰りに便利です。

扇子クーラーONでも、人が密集していると熱気で汗ばみます。バッグに入れやすい扇子で涼しく。

マフラーひざ掛けにもなる大判サイズが便利。

逆にあまり使わないものとしては、オペラグラスが挙げられます。舞台と客席が近い大衆演劇の劇場では、使用者はほぼ見かけません。

失敗しないパターンを考えるなら

初めて行く劇場でどんな座席かわからないなど、格好に迷っている方向けに、絶対失敗しないパターンを考えてみました。

春夏

Tシャツ+涼しめパンツ。バッグにカーディガンと扇子を入れ、足元はストッキングかフットカバー。靴は、駅から距離がある場合も想定して、歩きやすいフラットシューズで。

秋冬

ニットトップス+リラックスできるパンツ+靴下+マフラー+コート。寒く感じたら、マフラーを膝に広げて防寒。人の熱気で、秋冬でも暑く感じることがあるので、厚着しすぎないほうが良いです。

よくある質問

結局どういう格好だったら浮かない?

様々なお客様がいるので、どんな格好でも浮きません。楽しみにしていた観劇日は、ぜひお気に入りの一着で。周囲の客席の妨げにならない範囲で、好きな観劇ファッションをお楽しみください。

キャリーケースは置ける?

荷物預かりやコインロッカーのある劇場は少ないです。(浅草木馬館・篠原演芸場も劇場内にコインロッカーはありません。遠方から来た方は、浅草駅・十条駅のコインロッカーを使用していることが多いです) 各劇場スタッフに「荷物を置いていいですか?」と尋ねると、多くの場合はロビーや劇場の隅などに置くことができます。ですが、混雑具合などによるケースバイケースなので、心配な方は、街中のコインロッカーや宿泊ホテルの預かりサービスを利用するほうが確実です。

傘を置ける場所はある?

傘は、基本的には客席に持って入り、足元に置きます。そのため日傘・雨傘とも、長傘より折り畳み傘が便利です。

劇場に設置されたガイドや案内はある?

イヤホンガイドや、公演ごとのパンフレットはありません。今後の演目が書かれた演目表や、来月以降のチラシは置いてあります。

準備は完璧!次は劇場について確認しよう

この記事を書いた人

川野 お萩

著者

川野 お萩

ライター。大衆演劇の役者・裏方・劇場主など、様々な立場の人を取材。大衆演劇専門誌「かんげき」記者。日本文化大衆演劇協会 脚本研究者。また、新作芝居の脚本を執筆。

篠原 正浩

監修者

篠原 正浩

有限会社篠原演劇企画 代表取締役社長。
1999年に入社し、2021年に3代目として代表取締役に就任するまで浅草木馬館及び篠原演芸場の支配人として劇場運営に従事。
現在は2022年に設立した一般社団法人日本文化大衆演劇協会の代表理事として、大衆演劇による文化継承、地域振興及び海外発信にも取り組む。

お問い合わせ

  • 劇団派遣・イベント出演
    について

    1ヶ月公演から1日イベントまで対応。
    ご予算に応じた劇団派遣・出演が可能です。
    まずはお気軽にご相談ください。

  • 劇場貸切・団体予約
    について

    劇場の貸切利用や団体予約を承っております。
    ご利用人数や内容に応じて対応いたします。
    まずはお気軽にお問い合わせください。